こんにちは、
グローバル・ロイズ 横島棒太です!
トレードの精度を上げるために、
よくインジケーターを使いますよね。
移動平均線よりも相場が上にあるなら、
上昇トレンド。
MACDなら、ゴールデンクロスで、
買いエントリー。
といった具合に、
各インジケーターには、
決まった使い方が存在しています。
ですが、少し視点を変えるだけで、
トレードの幅が一気に広がっていきます。
パラボリックとは、相場の上下に表示される、トレンド系のインジケーターです。
パラボリックの上に相場があれば、上昇中。
下に相場があれば、下落中と判断できます。
パラボリックの良いところは、
トレンドの転換点がひと目で分かるため、エントリー後に、パラボリックが反転するまで保有すれば、根拠を持って利益を伸ばすことができることです。
以上のことから、通常は「決済の判断」に使われるのですが、「転換点がひと目でわかる」ことに対して、少し視点を変えてみましょう。
トレンドの「継続と転換」がわかるパラボリックですが、エントリーの基準として活用することもできます。
具体的な方法としては、
「抵抗帯になりそうな場所」
として、使うことができるんです。
トレードする際に、多くの方が「水平ライン」をチャートに引きますよね。
その時に、あなたはどんなことを意識して、水平ラインを引いていますか?
「何本かヒゲが止まっているから」といった理由で引いていたりはしませんか?
それが必ずしも悪いわけではないのですが、
「ブレイクや反発ポイント」だと思い、水平ラインを引くわけですから、高い精度は保ちたいですよね。
そこでパラボリックの登場です!
ラインを引く場所は、パラボリックが最初に転換した場所です。
パラボリックが反転した場所は、
「トレンドの勢いがなくなるほど、意識された場所」
というふうに捉えることもできるので、ブレイクした時の勢いを期待できるラインと言えます。
もちろん、他のインジケーターと組み合わせてもらいたいのですが、
初心者の方や、水平ラインの明確な基準を見つけられていない方は、「トレンドの転換点」という ” 実績 ” がある分、執行足に引く水平ラインとしては、精度を上げられるはずです。
もちろん、転換点を相場が超えたからと言って、そのままトレンドが発生する保証はないので、デイトレードやスイングトレードには向いていないかもしれません。
しかし、瞬間的な勢いは間違いなくあるので、保有時間の短いスキャルピングとの相性はいいと言えます。
なので、パラボリックの水平ラインのブレイク後に、8〜12pips程度を、パパッと抜いていくことは十分可能です。
こんなふうに、視点を変えてインジケーターを見てみると、新たなトレードスタイルを生み出すことができます。
次回は「RSI」の違った活用法について解説するので、お楽しみに!
グローバル・ロイズ株式会社
横島棒太